シンポジウム・ワークショップ・公開講座

青少年・市民公開講座

第7回 いま知っておきたい「がん」のこと

開催概要
日時 平成23年9月17日(土)13:30〜16:30
会場 福島県立医科大学講堂
対象 県内高校生(一般の方もお気軽にご入場ください)
主催 文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究「がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動」
青少年・市民公開講座実施委員会
共催 福島県立医科大学
プログラム 開会の挨拶
  1. 13:35〜14:05 がんとは何でしょう?
    清宮啓之(公益財団法人がん研究会 がん化学療法センター 分子生物治療研究部 部長)
  2. 14:05〜14:35 乳がんについて高校生が知っておきたいこと
    大竹 徹(福島県立医科大学 トランスレーショナルリサーチセンター 特任教授)
  3. 14:35〜15:05 子宮頸がんとウイルス感染について
    西山 浩(福島県立医科大学 附属病院婦人科 副部長)
  4. 15:15〜15:45 タバコと肺がんについて知ろう
    石田 卓(福島県立医科大学 呼吸器内科学講座 准教授)
  5. 15:45〜16:15 低線量被ばくと発がん
    宮崎 真(福島県立医科大学 放射線医学講座 助手)
質疑応答
閉会の挨拶
司会進行 福島県立福島高等学校 2年生の女子2名
実行委員会事務局 福島県立医科大学 がんプロフェッショナル養成支援室
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公開講座の目的
最先端のがん研究の成果を、広く一般の方々と高校生を初めとする次世代のがん研究を担う若者に対し、わが国を代表する研究者から分かりやすく伝えることを目的に本講座を開催いたしました。また、若者が将来がん研究を志す契機となることも期待して内容を企画しました。

開催までの経緯
福島県立医科大学附属病院にて定期的に「吉田富三記念 福島がん哲学外来」を担当されている順天堂大学 樋野興夫先生から、平成22年の終わりごろに、本講座を福島県で開催するご提案をいただきました。高校生と一般市民の方々にがんについての最新の知見を理解してもらうと同時に、がん研究を将来担う学生が増えてくれるための絶好の機会と考えて福島市での開催をお引き受けしました。なお平成19年から福島県立医科大学も参加している文部科学省補助金事業「東北がんプロプロフェッショナル養成プラン」と協同して開催することといたしました。開催の実務は福島県立医科大学の学生課および臨床腫瘍センターのがんプロ支援室が主に担当しました。また、京都大学の石川冬木先生のご指導もいただきながら演者と講演内容を決定いたしました。
その後3月11日の東日本大震災と原子力発電所の事故が起こり、福島県内は大きな混乱状態となりました。震災後、会場や参加者の確保が危ぶまれたため、一時は中止も検討されました。しかし夏になり災害復興が進み、さらには県内の高校教諭の方々の絶大なご協力をいただける運びとなり、本講座を無事に開催することができました。また県教育庁、福島県立総合衛生学院の藤田学院長などからも多大なご後援を頂けたことも開催が可能となったことの理由です。

開催当日の様子
9月半ばの土曜日で、多くの高校で定期試験や模試が行われていたにもかかわらず、県内各地から高校生191名、一般市民39名にご参加いただきました。バスで2時間以上かけて来てくれた高校生も多数ありました。司会は福島県立福島高校2年生のお二人。大変一生懸命に務めてくれました。13時30分、東日本大震災の犠牲者に黙祷を捧げ、開会しました。福島県立医科大学副学長 阿部正文先生に開会の挨拶をいただきました。

『がんとは何でしょう?』清宮啓之先生(公益財団法人がん研究会がん化学療法センター分子生物治療研究部部長)
『乳がんについて高校生が知っておきたいこと』大竹徹先生(福島県立医科大学トランスレーショナルリサーチセンター 特任教授)
『子宮頸がんとウイルス感染について』西山浩先生(福島県立医科大学附属病院婦人科 副部長)
『タバコと肺がんについて知ろう』石田卓先生(福島県立医科大学呼吸器内科学講座 准教授)
『低線量被ばくと発がん』宮崎真先生(福島県立医科大学放射線医学講座 助手)

講演終了後に5人の先生方に登壇いただき、質疑応答を行いました。大変多くの高校生から内容の深い質問がありました。非常に本質をついた問いが多く、演者が回答に悩む場面もみられました。各演者にとっても学びの場となったようです。時間を延長しても、お受けできない質問もあり、とても残念でした。
最後に福島県立医科大学看護学部副看護学部長 真壁玲子先生より閉会の挨拶があり、公開講座は無事終了しました。

参加者の感想から
  • 今まで、知らなかったがんの原因やこうがん剤について知れて、よかった。
  • 例え話等を用いていて、非常にわかりやすく、おもしろかったです。
  • 死亡率が高かったり、りかん率の高いがんについて詳しい話を聞き、また、今話題の放射線のがんとの関係も触れていて良かった。
  • がんを知り、正しく怖がることで、がんの悪化や死亡へとつながる確率が下げられるとわかったので来てよかった。今後、検診を受ける重要性を知り、20歳くらいの若い年齢から検診を受けていきたいです。
  • 様々な種類のがんについて、より知識を増やし、多くの人の理解を求めていくことが大切なのだと実感しました。低線量被ばくについて、誤解していた部分も、再認識出来、とてもおもしろかったです。
  • 講座の回数をもっと増やして欲しい。

アンケート結果
参加者人数:230名
アンケート回収数:181名
アンケート回収率:78.6%

質問1 参加した感想をお聞かせください
質問2 講演時間はどうでしたか?
質問3 講演内容はどうでしたか?

文責
第7回青少年市民公開講座実施責任者
福島県立医科大学 石田 卓