シンポジウム・ワークショップ・公開講座

青少年・市民公開講座

第6回「がん」を知って大切な人を守ろう

開催概要
日時 平成22年10月9日(土)13:30〜16:30
会場 秋田大学60周年記念ホール(教育文化学部3号館)
対象 県内高校生(一般市民も参加可)
主催 文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究「がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動」
青少年・市民公開講座実施委員会
共催 北東北がんプロフェッショナル養成プラン(秋田大学大学院医学系研究科)
日本赤十字秋田看護大学看護学部
後援 秋田県、秋田県教育委員会、秋田県医師会、秋田県看護協会、大学コンソーシアムあきた
プログラム
  1. 「がん」はどのようにして起こるのか?
    石川冬木(京都大学大学院生命科学研究科 教授)
  2. 「子宮頸がんは予防できる」・・・子宮頸がんとヒトパピローマウィルス
    藤本俊郎(秋田大学大学院医学系研究科医学専攻機能展開医学系産婦人科学講座 准教授)
  3. 乳がんの診断、治療、そして早期発見のために
    清澤美乃(社会医療法人明和会 中通総合病院 乳腺内分泌外科)
  4. タバコと肺がんならびにその他のがん
    佐野正明(秋田大学大学院医学系研究科医学専攻機能展開医学系循環器内科学・呼吸器内科学講座 講師)
  5. がん哲学(がんを語ることはいかに生きるかを語ること)
    樋野興夫(順天堂大学医学部 病理・腫瘍学講座 教授)
    〜高校生からの質疑応答〜
司会進行
(質疑応答を含む)
秋田県立秋田高等学校の放送委員会2年生の男女各1名
実行委員会事務局 秋田大学大学院医学系研究科 保健学科事務室(がんプロ担当)齊藤玲美 
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公開講座の目的:
がん研究の成果を広く青少年や一般市民に発信し、がん研究の意義を理解してもらうとともに、将来のがん研究者の開拓につなげることを第1の目的としました。さらに、今後の生活習慣の改善や、がんの早期発見のための検診受診の大切さを一緒に考えることを第2の目的としました。


開催までの経緯:
平成22年4月に、日本赤十字秋田看護大学看護学部中村順子先生を介して、「がん哲学」の順天堂大学樋野興夫先生より、本講座を秋田市で実施しませんかとのお話を頂戴しました。
秋田大学医学部としては、文部科学省において平成19年度に採択された「北東北がんプロフェッショナル養成プラン」と連動させ、がんについての新しい知見を高校生・市民に伝える絶好のチャンスであると考え、さらに東北・北海道で最初に実施することでもあり、喜んで引き受けさせていただきました。「北東北がんプロ」実務委員長の羽渕友則先生や京都大学石川冬木先生と相談し、テーマを『「がん」を知って大切な人を守ろう』としました。また演者も、石川先生と樋野先生の他に、秋田県でがん研究・治療の最前線に立つ医師(女性医師を含む)3名を加えて5名とすることにしました。また実行委員会には、日本赤十字秋田看護大学の他に、秋田県健康福祉部、秋田県教育委員会からも委員を出していただくことになりました。さらに秋田県医師会、秋田県看護協会、大学コンソーシアムあきたからもご後援いただくことができました。
この様に秋田大学のみならず、秋田県を挙げて支援していただく体制を整えることができたため、公開講座の準備は万事順調に進みました。

開催当日の様子:
多くの高校で模試や学校祭が開催されていた 高校生・大学生200名、一般市民52名、合計252名 鹿嶋航平君と松尾留花さん
10月初めの土曜であり、多くの高校で模試や学校祭が開催されていたにもかかわらず、高校生・大学生200名、一般市民52名、合計252名が参加し、会場は満員となりました。
司会は、秋田県立秋田高等学校2年の鹿嶋航平君と松尾留花さん。

石川冬木先生 『「がん」はどのようにして起こるのか?』石川冬木先生
藤本俊郎先生 『「子宮頸がんは予防できる」・・・子宮頸がんとヒトパピローマウィルス』藤本俊郎先生
清澤美乃先生 『乳がんの診断、治療、そして早期発見のために』清澤美乃先生
佐野正明先生 『タバコと肺がんならびにその他のがん』佐野正明先生
樋野興夫先生 『がん哲学(がんを語ることはいかに生きるかを語ること)』樋野興夫先生

その後に質疑応答があり、各先生にはとても多くの質問がきたため、1先生あたり3つ程度の質疑応答とし、残りは後日報告書の中で回答する事としました。この間の司会者2名の適切な対応振りは見事でした。

最後に「北東北がんプロ」実務委員長の羽渕友則先生より閉会の挨拶があり、午後4:45分に公開講座は無事終了しました。石川冬木先生、樋野先生はじめ多数の皆々様にご支援いただき、極めて意義深い公開講座になったと考えております。
なお、この広い秋田県においては、秋田市で開催する講座には行きたくても時間的に無理であるという声もありました。そこで、公開講座の模様をDVDに撮影し、秋田県内の79の高等学校・特別支援学校に配付することにしました。目下DVDの編集の最終段階にあり、もうすぐ各学校に配付させていただく予定です。
来年も引き続きこの高校生・市民公開講座を秋田県で開催する所存ですのでよろしくご支援下さい。
皆様、重ねて有り難うございました。

2010年12月
秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻長
公開講座実行委員長 浅沼 義博