概要・活動内容

個体レベルでのがん研究支援活動

平成27年度 個体レベルでのがん研究支援活動 ワークショップ
「動物モデル研究の新たな可能性―がん研究をこえてー」の報告

本ワークショップは、 総括支援活動班の中村卓郎先生(がん研究会がん研究所)の発案により、 動物個体を使用したがん研究の活性化を図ることを目的として平成22年度より始まった。第6回となる今回は「動物モデル研究の新たな可能性―がん研究をこえてー」のテーマで、2016年2月3日〜4日の二日間にわたり、琵琶湖湖畔の滋賀県大津市琵琶湖ホテルで開催された。

特別講演では、原英二先生(大阪大学 微生物病研究所/がん研究会がん研究所)に「細胞老化とがん」、高橋智先生(筑波大学大学 医学医療系 解剖学・発生学および生命科学動物資源センター)に「CRISPR/Cas9によるマウスゲノム編集の実際と注意点」、今村健志先生(愛媛大学 大学院医学系研究科 分子病態医学講座)に「バイオイメージング技術の開発とがん研究・創薬応用」、岩間厚志先生(千葉大学 大学院医学研究院 細胞分子医学)に「ポリコーム群ヒストン修飾異常と造血器腫瘍」、と題して、それぞれ動物モデル研究の今後の新たな可能性について、ご講演いただいた。 さらにワークショップでは、西川祐司先生(旭川医科大学 病理学講座腫瘍病理)、八尾良司先生(がん研細胞生物部)、樋田京子先生(北海道大学 遺伝子病制御研究所)尾松芳樹先生(京都大学 再生医科学研究所 生体システム制御学)の4名の先生方に、自身の研究内容と個体レベルへの応用についてご講演いただいた。

本年度も若手口演9題、一般演題4題、ポスター演題48題の発表に多くの研究者(92名)の参加をいただいた。またポスター発表者が自身の発表内容を2分にまとめて発表するポスタープレゼンがあり、活発なポスター発表が行われた。若手を主体とした活発な議論が深夜にまでおよび、若手研究者のみならず個体レベル研究の応用を目指す研究者が交流し、いくつかの共同研究も開始された。

最後に、本ワークショップに優れた貢献をした若手研究者4名を表彰した。優秀口演賞:杉原英志(慶應大学医学部)、優秀ポスター賞:石川瑞穂(鳥取大学医学部)、青木やよい(金沢大学がん進展制御研究所)、ベストディスカッサー賞:平畑美緒(鳥取大学医学部)


文責:二口 充(名古屋市立大学大学院医学研究科)


原 英二(大阪大学微生物病研究所/がん研究会がん研究所)、高橋智(筑波大学大学院医学医療系)

今村健志(愛媛大学大学院医学系研究科)、岩間厚志(千葉大学大学院医学研究院)