概要・活動内容

がん疫学・予防支援活動

がん疫学・予防支援活動 班長 田中 英夫

愛知県がんセンター研究所 疫学 予防部 部長

がん疫学・予防支援活動では、平成22年度より次のような活動を実施しています。
  1. 日本多施設共同コーホート研究では平成24年度末までに全国で9万4千人の参加者を登録しました。また、日本国内の他のコーホートと調査票の共有化を図ることで、将来のより大規模な統合解析が可能となるよう、連携を深めています。ベースライン調査から5年後に参加者に対して行う第2次調査、および、がん罹患調査および死亡小票を用いた死因調査により追跡調査を実施しています。参加者のうち、4,500人分の生活習慣病に関連する候補となる200を超える遺伝子型情報を解析中で、多くの成果を発表しています(日本多施設共同コーホート研究 http://www.jmicc.com/をご覧ください)。平成22年度からはアスベスト曝露者の追跡システムが研究として加わりました。
  2. 上記コーホート研究から収集された生体試料を利用して、外部のがん研究者に研究支援をする体制を整えています(詳しくは上記ホームページをご覧ください)。
  3. 国際疫学共同研究としては、サンパウロ在住日系人と非日系人を対象とした乳がんの症例対照研究の分析、大腸腺腫の横断研究およびこれらの研究で得られたデータ等を用いた研究支援を行っています。
  4. がん予防介入研究では、
    1. GST-π特異的阻害剤を用いた大腸癌予防の介入研究
    2. 大豆イソフラボン製剤を用いた国際的前立腺がん化学予防研究と腸内細菌内のダイゼイン-エコール変換酵素の単離・同定
    3. 肝がん予防に対する非環式レチノイドの臨床応用が行われています。
  5. ヒトを対象としたがん研究における倫理的・法的・社会的諸問題を解決するための、相談・支援活動を行っています。
がん疫学・予防支援活動:ヒトを対象とした長期追跡研究支援
  1. 分子疫学コーホート研究の継続支援
    日本多施設共同コーホート研究と既存関連コーホート研究(アスベスト曝露者のコーホートを含む)の支援。日本多施設共同コーホート研究では平成26年6月で10万人のリクルートを達成。1万4千人について、GWASデータを新たに解析中。

  1. 疫学研究から得られた検体を用いた外部研究の支援



疫学研究で収集された検体の基礎研究への活用
  1. 国際疫学共同研究促進支援
    日系移民者疫学研究


  1. がん予防介入研究支援
    大腸がん( GST-π特異的阻害剤)、前立腺がん(イソフラボン)、肝がん(非環式レチノイド)

がん疫学・予防支援活動に関するお問い合わせ:
TEL.052-762-6111
(内線7310)
hitanaka@aichi-ac.jp